応用情報技術者試験に合格したのは数年前のことです。
資格取得の体験談というと、「ITエンジニアを目指していました」「絶対に合格したかった」という話が多い印象があります。
私の場合は少し違いました。
ITパスポートを「とりあえず受けてみよう」と思ったところから始まり、合格したら次、また合格したら次という流れで受験を続けてきました。
結果として情報セキュリティマネジメントに合格し、応用情報技術者試験に合格し、その後は情報処理安全確保支援士試験まで受験することになります。
基本情報ではなく、応用情報を選んだ理由
私が受験した当時の基本情報技術者試験は、午後試験でプログラミング問題が必須でした。
プログラミング経験がほとんどなかった私は、「ここに時間をかけるより、自分の得意分野を伸ばしたほうが合格に近いのではないか」と考えました。
一方、応用情報技術者試験は午後問題で選択できる分野があり、文系寄りの科目を中心に受験できます。
遠回りに見えるかもしれませんが、自分に合った試験を選ぶことも戦略の一つだと思い、応用情報技術者試験を受験することにしました。
※私が受験した当時の試験制度に基づく内容です。現在の試験制度とは異なる部分があります。
学習期間は約3か月
学習期間は約3か月でした。
最初の約2か月は午前試験対策を中心に進め、午後問題は試験前の約1か月で集中的に取り組みました。
短期間で一気に詰め込んだというより、「限られた時間をどこに使えば合格に近づくか」を考えながら勉強していました。
午後問題は文系科目に全振りした
午後対策で使用した参考書は、『応用情報技術者 午後問題の重点対策』です。
緑色の分厚い参考書です。
情報セキュリティは必須だったため、それ以外は最初から文系科目を選ぶ方針にしました。
選択したのは、
- 情報セキュリティ(必須)
- プロジェクトマネジメント
- サービスマネジメント
- システム監査
の4分野です。
一方で、プログラミング問題は参考書を開いた瞬間に、「これは学習コストが高すぎる」と判断しました。
ネットワークとデータベースには一応目を通しましたが、本番で選択する前提では勉強していません。
保険を作るよりも、得点源を明確にするほうが自分には合っていると考え、文系科目と情報セキュリティに絞って対策しました。
可処分時間はほとんど過去問に使った
私の勉強法は、とてもシンプルです。
とにかく過去問を繰り返し解くことでした。
当時、過去問道場で解いた問題数は約12,000問、正解数は約8,700問です。
数字だけ見ると驚かれるかもしれませんが、新しい問題ばかり解いていたわけではありません。
同じ問題を何度も繰り返し解き、「なぜ間違えたのか」「次は正解できるか」を確認しながら知識を定着させていきました。
勉強時間を記録することはありませんでしたが、「今日は何時間勉強したか」より、「今日は何問解いたか」を意識していました。
参考書を読むだけでは頭に入りにくい私には、この勉強法が一番合っていたように思います。
意外なモチベーション
勉強を続けられた理由は、「受験料を無駄にしたくない」という気持ちが大きかったように思います。
落ちたら受験料がお布施になる。
そんなドケチ精神も、意外と強い原動力でした。
合格発表の日
試験が終わったときは、「たぶん落ちたな」と思っていました。
期待しすぎても仕方ないので、とりあえず点数だけ見ようと思って結果を開くと、ギリギリで合格していました。
飛び上がるほど喜んだというより、「受かってたんだ」というのが率直な感想です。
合格したから、その次へ
応用情報技術者試験に合格すると、高度試験の午前Ⅰ試験が一定期間免除になります。
せっかく免除期間があるなら、高度試験も受けてみよう。
そんな軽い気持ちで情報処理安全確保支援士試験を受験しました。
最初から高度試験まで見据えていたわけではありません。
「合格したから次も受けてみるか。」
そんな積み重ねで、ここまで来ました。
振り返って思うこと
資格取得の記事では、「夢だった」「人生が変わった」という話をよく見かけます。
私の場合は、そこまでドラマチックではありません。
限られた可処分時間の中で、どこに時間を使えば一番合格に近づけるかを考え、その通りに勉強を続けただけです。
プログラミングを捨て、文系科目に絞り、ひたすら過去問を繰り返す。
万人におすすめできる方法ではないかもしれませんが、自分には合った勉強法でした。
もしこれから応用情報技術者試験を受験する方の参考になれば嬉しいです。

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